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HIP JOINT TRAINING詳細


前回に続いてHIP JOINT TRAININGのお話をします。

このトレーニングの素晴らしいところは股関節の柔軟性が改善されると同時に筋力も強化され、股関節の可動性が向上することです。さらに体幹の安定性もアップします。つまり股関節のトレーニングでありながら体幹の機能も強化されるということです!!このことが多くの競技においてパフォーマンスの向上が期待できる理由になります。

その理由をもう少し考えてみましょう。

例えば、股関節の柔軟性がなく動きが悪いとどうなるでしょうか?

股関節が動かないために本来安定させておきたい骨盤や腰椎が過度の動きを強いられ、パフォーマンス低下や腰痛などの故障の原因となってしまいます。

身体には安定性を求められる関節と可動性を求められる関節があります。可動性が求められる関節の動きが悪くなってしまうと近くの安定性が求められる関節が必要のない動きをすることになり余計な負荷をかけてしまいます。必要のないストレスをかけ続ければ当然その部位は壊れてしまいます

また安定性が必要な関節がその役割を果たしていなければ可動性のある関節がその機能を十分に果たすことができなくなります。例えばサッカーでボールを蹴る時に、体幹や軸が安定していないと正確に蹴れなかったり強いシュートが打てなかったり持っているパフォーマンスが発揮できなくなります

Hip Joint Trainingを行うと股関節の柔軟性が改善し、筋力も強化されることで可動性も向上します。股関節が本来の動きを行うことで骨盤や腰椎に余計な負荷をかけることがなくなり、体幹部の安定性を高めることができます。

では股関節の機能がアップし、体幹の安定性が向上すると何が起きるでしょうか?

様々な競技の中で写真のような中腰の姿勢ってよく見かけますよね。パワーポジションと言うこともありますが、この姿勢から動き出したり、方向転換をしたりするときに体幹が安定していないと一連の動作がスムーズにできなくなってしまいます。猫背のような姿勢では地面からのエネルギーや下半身のパワーをフルに発揮できなくなってしまいます。

体幹が安定し股関節が機能すれば動き出しの瞬間や加速局面、方向転換の際の動作がスムーズになり、よりスピードを発揮しやすくなるでしょう。もちろんその他の要因もありますが、HIP JOINT TRAINIGがスポーツパフォーマンス向上に貢献する可能性が高い、ということは理解していただけたのではないかと思います。

少し難しい話になったかもしれません。しかしトレーニングをなんとなくやるのか、目的を理解した上で行うのかでは大きな差がつきます。身体だけでなく頭も使いながらトレーニングに取り組みましょう!!

以上、硬式野球部担当の田村でした。


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